Demi's Diary 番外編
お待たせしました。我が家の新居大改装計画。その全貌をネット公開いたします。 DEMI日記の古くからの読者の皆様はご存知の通り、私にとって引越は夢でありました。週末のマンションのちらしを見てオープンハウスを見学すること数十件。我々の希望は、『キャバレロから車で15分以内のマンションで、5階以上、90平米以上、外で食事ができるだけの広いバルコニーがあること、予算は買うなら○○○○万以下、借りるなら月○○万円以下。その代わり古くても駅から遠くても構わない。』というものでした。しかし、どこを見に行っても気に入らず、そんな物件あるはずないか、と半ば諦めていた矢先、「久しぶりにのぞいてみるか」くらいの何気ない感じでインターネットの不動産情報を見て、運命の物件に出会ったのであります。まさに、あるわけないと思った希望通りの物件があったのです! そのときの間取りがこれ。
なんと、その日に二人とも買いたい意思を固めたのでありました。それから我々のような零細個人事業主が住宅ローンを通すまでのお話は、ここに書くと長く辛い話になるのでやめておきます。 とにかく、めでたくローンも通って、銀行から最終OKの返答をもらったのが10月25日。親方と二人でKRUGを開け、キャビアとともに乾杯をしたのであります。そして、売主さんとの引き渡しを済ませたのが10月31日。 11月からすぐ工事を始めたいところでしたが、ローン審査で身動きがとれなかったために、実際に解体屋さんが入ったのは11月10日であります。 そうして始まった工事の経過を見る前に、まずはオープンハウスで見学した最初の状態を見ていただきましょう。
この古さ、使用感に驚いたことでありましょう。後で大工さんから聞いたところによると、使ってある材料はすべてとても良いもので、しかも建付けはしっかりして、いい仕事がしてあったそうです。要するに、昔の高級マンション。売主さんは上品な老婦人で、大切にきれいに使ってらっしゃいましたが、しかし、さすがに築年数ゆえの老朽化は否めませんでした。 我々が決めた物件は、築29年。購入するにあたり、いろんな方に相談しました。アドバイスされたのは、築年数からいって相当古い上に長いローンを組めば、資産としての価値はほとんどないこと、不動産所得税や住宅ローン等の減税優遇物件に該当しないこと、耐震構造という点では相当に厳しいことなどなど。しかし、それでも我々は決めたのでした。 室内占有面積 99平米。ルーフバルコニー面積 120平米。その広さ、開放感、窓からの眺め。そして初めて訪れたとき既に、なぜか親方にも私にも、改装した後の真っ白な部屋と、ベランダで食事する自分達の姿が見えていたのです。
|