Demi's Diary  番外編

BOSS的 ビフォア&アフター


お待たせしました。我が家の新居大改装計画。その全貌をネット公開いたします。


DEMI日記の古くからの読者の皆様はご存知の通り、私にとって引越は夢でありました。週末のマンションのちらしを見てオープンハウスを見学すること数十件。我々の希望は、『キャバレロから車で15分以内のマンションで、5階以上、90平米以上、外で食事ができるだけの広いバルコニーがあること、予算は買うなら○○○○万以下、借りるなら月○○万円以下。その代わり古くても駅から遠くても構わない。』というものでした。しかし、どこを見に行っても気に入らず、そんな物件あるはずないか、と半ば諦めていた矢先、「久しぶりにのぞいてみるか」くらいの何気ない感じでインターネットの不動産情報を見て、運命の物件に出会ったのであります。まさに、あるわけないと思った希望通りの物件があったのです! そのときの間取りがこれ。


さっそく不動産屋さんに連絡するとその週末にオープンハウスを開催するとのこと、ぜひその前に見せてもらいたいということで、親方と二人で出かけたのが、2005年9月7日

なんと、その日に二人とも買いたい意思を固めたのでありました。それから我々のような零細個人事業主が住宅ローンを通すまでのお話は、ここに書くと長く辛い話になるのでやめておきます。

とにかく、めでたくローンも通って、銀行から最終OKの返答をもらったのが10月25日。親方と二人でKRUGを開け、キャビアとともに乾杯をしたのであります。そして、売主さんとの引き渡しを済ませたのが10月31日

11月からすぐ工事を始めたいところでしたが、ローン審査で身動きがとれなかったために、実際に解体屋さんが入ったのは11月10日であります。


そうして始まった工事の経過を見る前に、まずはオープンハウスで見学した最初の状態を見ていただきましょう。

 
↑(左)キッチン入口から玄関を見る。(右)ベランダからキッチンの勝手口を撮る。左の窓がある部屋は和室。

 
↑ (左)キッチン隣の和室から撮影。右が廊下からリビングへの入口、左はキッチンからリビングへの入口。(右)同じくキッチンからリビングを撮影。

 
↑(左)リビングの壁全面に本棚。(右)リビングから東のベランダを撮影。

 
↑(左)南西の和室。床の間もありました。(右)南東の和室。押入れもありました。


この古さ、使用感に驚いたことでありましょう。後で大工さんから聞いたところによると、使ってある材料はすべてとても良いもので、しかも建付けはしっかりして、いい仕事がしてあったそうです。要するに、昔の高級マンション。売主さんは上品な老婦人で、大切にきれいに使ってらっしゃいましたが、しかし、さすがに築年数ゆえの老朽化は否めませんでした。

我々が決めた物件は、築29年。購入するにあたり、いろんな方に相談しました。アドバイスされたのは、築年数からいって相当古い上に長いローンを組めば、資産としての価値はほとんどないこと、不動産所得税や住宅ローン等の減税優遇物件に該当しないこと、耐震構造という点では相当に厳しいことなどなど。しかし、それでも我々は決めたのでした。

室内占有面積 99平米。ルーフバルコニー面積 120平米。その広さ、開放感、窓からの眺め。そして初めて訪れたとき既に、なぜか親方にも私にも、改装した後の真っ白な部屋と、ベランダで食事する自分達の姿が見えていたのです。

 
↑左は、リビング東の窓からの眺め。右は、北のバルコニーからの眺め。

 

次へつづく